自律神経失調症は現代病とも言われ、仕事や家事・学業など何かを頑張っている人に過労やストレスなどが原因となって起こる疾患です。
自律神経失調症は大人だけでなく中高生や大学生などの学生にも増えている疾患です。
自律神経失調症についてご紹介します!
自律神経失調症は、体の中の生命維持に関与する神経が上手くコントロールすることができずバランスが崩れたことでさまざまな症状を引き起こす状態を現します。
では、自律神経は体の中でどのように働いているのでしょうか?
私たちの体には自分の意思で働く神経と、自分の意思に関係なく働く神経があります。
この自分の意思に関係なく体の機能をコントロールしているのが自律神経で、交感神経と副交感神経の2つの神経が相互の関係を保つことで体温調節や呼吸・循環機能・胃腸の働きなどに関与しています。
日中活動している時は呼吸を促進したり脈が速くなったりして交感神経が優位に働き、就寝時やリラックスしている時は胃腸が活発に働いたり脈がゆっくりになったりして副交感神経が優位に働きます。
この交感神経と副交感神経のバランスが長期間にわたって崩れ、交感神経が優位の状態が続いている状態を「自律神経失調症」と言います。
自律神経失調症の主な原因は、ストレス・生活習慣の乱れ・ホルモンバランスの乱れです。仕事や家事・学業で疲労が溜まっていることや、人間関係などで精神的なストレスが溜まっていると自律神経のバランスが乱れやすくなると言われています。
また、生活習慣の乱れで栄養バランスの悪い食事や睡眠が十分に取れていないとホルモンバランスが乱れてしまい、自律神経も乱れやすくなる傾向にあります。
更年期の女性や生理前の女性の不調も女性ホルモンの乱れによって自律神経も乱れることが要因の一つになります。
自律神経は体のさまざまな器官で働くため身体だけではなく心にも症状が現れる場合があります。詳しく見ていきましょう!
身体に起こる症状は動悸や頭痛・耳鳴り・吐き気や下痢・便秘・手足の震えやしびれ・肩こりや筋肉痛などさまざまです。
自律神経は臓器や体温など多くの機能に関与していますから、症状の現れ方には個人差があります。
自律神経失調症の症状は身体の不調だけではなく、イライラや不安・憂うつ・不眠・集中力の低下・注意力の低下など心にも影響が現れる場合があり心の働きと密接に関係していることが分かっています。
ストレス社会と言われる現代では自律神経失調症が大きな問題になっています。また大人だけでなく子どもや学生にも自律神経失調症になる人が増えてきています。
当整骨院でも自律神経失調症は治療の対象ですので、症状にお困りの方はお気軽にご来院ください!